think-cell 11、強力な統合をサポート
ベルリン、2020年12月8日
12月8日、Microsoft PowerPoint ユーザー向けの生産性ソフトウェアの大手プロバイダーである think-cell は、think-cell 11 のリリースを発表しました。同社の主力ソフトウェアの接続性と統合機能を更新したこの最新のソリューションにより、ユーザーは魅力的なグラフとレイアウトを使って、数分で PowerPoint のプレゼンテーションを作成できるようになります。
「多くのユーザーは Tableau でビジネスデータを分析し、PowerPoint を使って重要な分析結果を PowerPoint でプレゼンしたいと考えています。ここれを非常に簡単でシームレスに実行できるのがthink-cell 11です」とthink-cellの共同創設者兼CEOのMarkus Hannebauerは語ります。「テーブルと画像が自動レイアウトに含まれるようになったので、手動で要素を移動したりサイズ変更したりする必要はありません。ストックフォトをGetty ImagesとUnsplashから挿入することもできます。すでに利用可能なスマートテキストボックスやペンタゴンを併用すれば、より多くのスライドのタイプを完全に自動化できるため、貴重な時間を節約し、生産性を上げられます。」
「Tableauとthink-cellの統合は技術的に難しい点もありました。片方はブラウザー、もう片方はPowerPointで実行されるためです。当社は、自社初となる Chrome 拡張機能を使用し、この 2 つのプラットフォーム間の橋渡しをすることで、この問題を解決しました。この結果生み出された当社のソリューションは、Tableau の標準エクスポート機能を使用する代わりに、think-cell ユーザーが拡張や書式変更を行うことができる完全に think-cell ネイティブのグラフをエクスポートできる静的画像を作成します」と think-cell の共同創業者兼 CTO、アルノ・ショーダル (Arno Schödl) はコメントしています。「新しいテーブルツールは当然 Excel のリンクに対応しているので、Excel ベースのデータを駆使しテーブルを作成できます。また、自動更新機能も備えられています。グラフやテーブル、複雑なレイアウトを含むスライドデッキ全体をレポート作業の一環として生成できます」
この短い動画では当社 CEO、マルクス・ハンバウアー (Markus Hannebauer) が、think-cell 11 の最も重要な新機能をご紹介いたします。詳細は、以下をご覧ください。

リンクされたデータテーブル
PowerPoint を使って、Excel のデータ範囲から、リンクされたデータテーブルを作成することが可能です。

チャートとデータテーブルの両方を作成するには:
- 通常どおりリンクチャートを作成します
- Excelで、シリーズラベルと数字のみを選択します
- Excelで、think-cell's の [要素] ボタンから [テーブル] を選択します
- データテーブルをスライド上に配置し、ロックを使用して必要に応じてその位置を制限します。たとえば、チャートの下に合わせて配置します。
リンクテーブルの更新は、チャートの更新とまったく同様に機能します。Excelでデータが変更されるたびに、自動的に更新されるように設定することもできます。詳細については、「表」を参照してください。
画像要素 & ストック写真の挿入
ビットマップの画像の図形を think-cell の要素に変換できます。画像を選択し、「≡」メニューで [画像を think-cell に変換]think-cell を選択してください。スマートテキストボックス、プロセスフロー、表を自動配置する際、画像が考慮されるようになります。
![メニュー項目 [Convert image to think-cell] (画像を think-cell 要素に変換)](/ja/product/images/whats-new-11_convert_image_menu_item.png)
[Elements] (要素} メニューの [Stock Image] (ストック画像) ボタンを使用すると、自動スライド レイアウトの一部となるストック写真を直接挿入できます。初回使用時に、Getty の認証情報を入力する必要があります。もしくは、Unsplash の無料画像をお使いください。詳細については、「画像」を参照してください。
![メニュー項目 [Insert Stock Photo] (ストック写真の挿入)](/ja/product/images/whats-new-11_insert_stock_photo_menu_item.png)
Tableau用のデータコネクタ
think-cell を使用して、Tableau ダッシュボード上のビューと PowerPoint のグラフを接続できます。詳細については、「Tableau データ」を参照してください。
- Chrome で Tableau ダッシュボードを開きます。
think-cell の拡張子のアイコンをクリックします。
ダッシュボードの異なるビューが検出され、マウスのポインタを合わせると、緑色にい網掛けされて表示されます。ビューをひとつクリックします。
ビューのデータが含まれた新しいタブが開きます。作成するグラフ タイプを選択します。
選択したグラフの種類に関連する think-cell データシートの一部に列を割り当てます (積み上げグラフの場合は、カテゴリー、系列、値)。
[作成] をクリックして、PowerPoint で think-cell のグラフを作成します。
think-cell により、Tableau データとの接続が記憶されます!PowerPoint 上のグラフのデータシート ボタンをクリックすると、ビューのデータが含まれたタブが Chrome で開きます。開いたタブで [Update] (更新) をクリックすると、更新したデータを PowerPoint に送信できます。think-cell's の [データ リンク] ダイアログからデータ更新を開始することもできます。

Excel にリンクされているテキストフィールド
Excel のセルにリンクされているテキストフィールドを think-cell のラベルや PowerPoint のテキストボックスに挿入できます。

- Excel では、リンク付けしたいコンテンツが含まれたセルを選択します
- PowerPoint では、カーソルをラベルまたはテキストボックスに合わせます
- Excel で think-cell's の [要素] ボタンから [Excel にリンクされているテキスト フィールド] を選択します
Excel のセルのコンテンツを変更すると、リンクされているテキストフィールドのコンテンツが必ず自動更新されます。
同じスケールでのユーザー インターフェイスへの変更
[同じスケール] 機能が改善され、柔軟性が高まりました。これにアクセスできるようボタンを移動しました。2つ以上のグラフ全体が選択されても、[同じスケール] ボタンはもう表示されません。その変わり、両方のグラフで同じスケールにする部分を選択します。
- 2つのセグメント(各グラフにひとつずつ)
- 2つの軸(各グラフにひとつずつ)
- 2つの目盛線(各グラフにひとつずつ)
- 2つのデータ ポイント(各グラフにひとつずつ)

折れ線グラフと縦棒グラフを使い、折れ線グラフではデータ ポイント、縦棒グラフではセグメントを選ぶなど、いろいろな組み合わせを利用できます。
依然と同様、その後に右クリックしてコンテキスト メニューから [同じスケール] を選択します。また、同様に2つ以上のグラフを同じスケールに設定することも可能です。たとえば、各グラフでひとつのセグメントを選ぶなどして、[同じスケール] を適用します。別の例については以下を参照してください。ここでは2つのグラフで2つのセグメントを使用しています。

自動スケールを元に戻すには、セグメント、軸、目盛線、またはデータ ポイントを選択し、コンテキスト メニューから [自動スケールに戻す] を選んでください。
追加機能
Ctrl+A がさらに強化されました。繰り返し押すと、より大きなセットが自動的に選択されます(1 シリーズのすべてのラベル → すべてのシリーズ → 表内のすべてのラベル)。1 シリーズのすべてのセグメント、表内のすべてのセグメント、同じスライド上のすべての表内のすべてのセグメントについても同じです。次に行うフォーマットの変更は選択全体に適用されるため、広範囲の変更を高速化します。
グラフ自体を反転させることなく、項目ラベルをグラフの一番上に移動させることができます。

常にすべてを表示するにはサブ項目が多すぎる複数階層のアジェンダに煩わされていませんか? 指定したタイプのチャプターすべてを非表示にできるようになりました。例えば、第 3 階層のアジェンダ項目を選択し、右クリックして [Hide this and similar chapters] (このチャプターと類似のチャプターを非表示) を選択します。現在表示中のチャプターはもちろん非表示にできません。元に戻すには、すべてのアジェンダを選択し、コンテキスト メニューから[Show all chapters and subchapters] (すべてのチャプターとサブチャプターを表示) を選択します。(詳細)

セグメント、データ ポイント、または目盛線を選択し、通常の軸ハンドルを使用することで、グラフのスケーリングは軸が表示されていなくても調整できます。

アラビア語やヘブライ語など右から左に表記される言語を使用する場合に向け、右から左方向に向かうグラフをサポートしています 言語を変更すると、既存のグラフすべてが自動的に右から左、もしくは左から右に切り替わります。

JSON で直接塗りつぶしの色を選択します。
{"number":4,"fill":"#00FF00"}
{"number":6,"fill":"rgb(33,66,0)"}
{"number":8,"fill":"rgb(80,8,52)"}
ガント チャートで、暦年とは異なる事業年度を設定できます。9 月に終わる事業年度向けに、次のスニペットをスタイル ファイルに含めます。次の年度の第 1 四半期は 10月から開始されます。
<fiscalYear>
<end month="sep"/>
</fiscalYear>
think-cellの概要
think-cellは2002年にベルリンで設立され、現在はプロのPowerPointユーザー向けに生産性の高いソフトウェアを提供する大手ベンダーです。弊社のソフトウェアは、–解析とビジネスデータの準備から定量的・定性的な結果のグラフィックなレンダリングにいたるまで完全なプレゼンテーション作成プロセスに対応しています。think-cell'sの顧客には、ほとんどの国際的なビジネスコンサルティング企業や多数の有名な世界的企業大手が含まれます。