C++ Now

2023年5月8日

本日は少し時間を取って、5月8日~12日の日程で米国コロラド州アスペンで開催された「C++ Now 2023」カンファレンスへthink-cellがスポンサーとして参加したことについての最新情報をお届けしたいと思います。

約140名の熱心な参加者が出席した今年のC++ Nowは、一般的なカンファレンスを超え、C++の未来が活気づく生き生きとしたダイナミックなハブとなりました。当社は2人の講演者によるすばらしいステージを提供する栄誉を与えられました。上級ソフトウェアエンジニアであるSebastianは、「正しくプログラミングできる人はいない:C++コードデバッグのための実践的でインタラクティブなガイド」を講演し、もう一人のソフトウェアエンジニアであるJonathanは彼の講演「ブロック上の新しいライブラリ:次のプロジェクトのための強力なライブラリ基盤」と「ディスパッチ技術を深く掘り下げる」を通して当社の卓越したオープンソースライブラリを紹介しました。彼らの専門知識とインサイトは、割れるような拍手と賞賛で迎えられました。講演したJonathanはこのイベントについて以下のようなフィードバックを行っています。

「私は、当社のSebastianと一緒に講演者として「C++Now 2023」に出席しました。「C++ Now 2023」が群抜きで最高のC++カンファレンスであることは、アスペンの美しい会場ばかりが理由ではありません。これは小さなカンファレンスですが、多くの参加者が講演者でもあるため、休憩中に実に興味深い会話を行うことができます。前回、私がこのイベントに参加したのは2018年で、パンデミック以来多くの人に会ってこなかったので、やっと日常が戻り、C++の旧知の友と会えたことはすばらしいことでした。

今年のカンファレンスの大きなテーマは、CarbonやcppfrontなどのC++の後継言語についてで、それらについて多くの講演が行われました。過去に自分自身がコンパイラで仕事をしたことがあるため、私は特にChandler Carruthの、最新コンパイラ設計についての講演を興味深く感じました。彼がJosh LevenbergおよびRichard Smithと共に行った定義チェック済のジェネリックについてのダブルセッションでは、残念ながらC++のある機能が欠けていました。他に私が特にすばらしいと思った講演としては、Barry Revzinの、入力イテレータとそれをtakeと組み合わせたときの驚くべき動作についての議論と、Ben Deaneのapplicativeについてのプレゼンテーションが挙げられます。

私自身も2つの講演を行いました。1つめの「ブロック上の新しいライブラリ」はthink-cellライブラリについてのもので、これはthink-cellにおける私の実際の仕事です。いくつかの優れた機能と、その代替レンジ設計を紹介しました。2つめの講演、「ディスパッチ技術を深く掘り下げる」では、switch文をよりすばやく書くための優れたヒントを共有しました。Sebastianもデバッグについての講演を行いました。「正しくプログラミングできる人はいない」という講演の中で彼は、よりうまくデバッグするテクニックをいくつか紹介し、彼のお気に入りのバグについて語りました。

稲妻のような講演は、すべてのカンファレンスで常にハイライトですが、今年も例外ではありませんでした。これまで提出したことは一度もないのですが、いつも最後には、その週に起きた事柄について話しています。今年は、よりよいジェネレーターレンジのための言語を提案する、5分間のプレゼンテーションを行いました。これはBarryと私がその前日に夕食を食べながら設計したものです。Sebastianは、さまざまなC++カンファレンスにおけるスイミングプールについても同じように重要なレビューを書いています。(ネタバレ:ベルリンにあるMeeting C++近くのオリンピックサイズのスイミングプールが優勝したので、そこには必ず行きましょう) 

たっぷり睡眠したあと、非常に長いが非常に美しいデンバー空港へのバスの旅でカンファレンスは終了しました。C++Now!、また来年!」

そのとおりですね、Jonathan。イベントのスポンサーとして、カンファレンスにおけるすべての講演と録画をYouTubeで閲覧可能にしました。そのため出席できなかった人も、C++Nowで共有されたインサイトに溢れる話し合いや優れたプログラミング手法を見ることができます。これは、カンファレンス中に取り上げられた最も興味深いトピックについて情報を得るすばらしい機会です。

さらに、グローバルC++開発に注力する推進者としてthink-cellは開発者ブログを頻繁に更新しており、ここにも価値あるインサイトや最新情報が記載されています。当社はCppNorthCppNorth Lightning TalksCppConを含むさまざまなイベントを支援し後援することに注力しています。皆さんが、C++世界の最新の発展を追い続ける機会を逃さないようにするため、今後これらのイベントの録画もまたYouTubeに掲載していきます。

think-cellとは?

think-cellは2002年、2人のコンピューター科学者によって創設され、今もこの2人が経営しています。骨の折れるプレゼンテーションスライド作成のほとんどの作業を行うグラフィックスソフトウェアを要求の高いユーザー向けに作成しています。

弊社および職場環境の詳細については、キャリアページをご覧ください。私たちが毎日、直面している開発上の問題に関する詳細な情報をお探しの場合は、C++ディベロッパー求人情報をご覧ください。

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+49 30 6664731-81

think-cell人事部門責任者マリサ・フリーズ(Julia Zhachuk).


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