ナレッジ ベース KB0123

think-cellグラフのラベルが白い長方形として表示される

問題

一部のラベルの背景は誤って白くなったり、スライドの背景の設定が表示されたりします。

例:ウォーターフォール図、白いラベルの背景1 例:ウォーターフォール図、白いラベルの背景2
例:バブルチャート、白いラベルの背景 例:バブルチャート、ラベルの背景「スライドの背景の設定」

このほか、以下のようなエラーが通常発生します。

  • .pptファイルでラベルをクリックすると、適正なラベルの背景が表示されるものの、ファイルを保存して再び開くと誤った背景が再び表示されます。
    1. 該当する.pptファイルをPowerPoint 2007で開きます。
    2. 該当するラベルまでクリックして進みます → ラベルの背景が適正な色になります。
    3. ファイルを保存して閉じた後、再び開きます。
    4. ラベルの背景が再び白くなります(または背景の設定が表示されます)。
  • .pptファイルでラベルまでクリックして進むと適正なラベルの背景が表示されますが、PowerPointのユーザー インターフェイスにはまだ誤った設定 [塗りつぶし (スライドの背景)] が表示されます。
    1. 該当する.pptファイルをPowerPoint 2007で開き、該当するラベルまでクリックして進みます。ラベルは適正な色になっています。
    2. think-cellを非アクティブ化します。
    3. ラベルを右クリック → [図形の書式設定] → [塗りつぶし] と進み、ラベルの背景をチェックします。[塗りつぶし (スライドの背景)] が表示され、[塗りつぶしなし] が含まれているはずです。
      背景の設定を示しているPowerPoint UI
  • PowerPoint 2003以前のバージョンで開いた場合にのみ、.pptxファイルでエラーが表示されます。PowerPoint 2007で開くと問題は発生しません。

解決策

PowerPoint 2003以前

該当するファイルを開き、該当する各グラフのラベルをクリックし、修正を開始してプレゼンテーションを保存します。

PowerPoint 2007

PowerPoint 2007内では、この問題を完全に修正できません。

該当するラベルを削除してから新しく追加すると、これらのラベルが修正されます。ただし、新しいラベルもこのバグの影響を受けている可能性があります。

ラベルをクリックした後、ファイルを.pptxとして保存すると、表面上は問題が修正されます。PowerPoint 2007以降では、ラベルが破損することなく作業できます。PowerPoint 2003以前のバージョンで.pptxファイルを開くと、破損がひそかに残ります。

今後、この問題を避けるには以下の手順に従ってください。

  • PowerPoint 2007で作業している場合は、.pptxファイル形式を使用してください。
  • プレゼンテーションはPowerPoint 2007からPowerPoint 2003以前のバージョンに移さないでください。

PowerPoint 2010以降

PowerPoint 2010と2013ではこの問題がありましたが、修正されました。
  • Office向けのMicrosoftの更新をインストールします。
  • think-cellの最新バージョンに更新します。
  • 該当するファイルを開き、該当する各グラフのラベルをクリックし、修正を開始してプレゼンテーションを保存します。

説明

think-cellは通常、ラベルの背景では [塗りつぶしなし] を使用します。ただし、線または乱雑な背景の上にラベルを配置すると、読みやすくするために [塗りつぶし (スライドの背景)] が使われます。PowerPoint 2007にバグがあるため、ラベルの背景がプログラムで [塗りつぶし (スライドの背景)] から [塗りつぶしなし] に切り替えられると、ラベルは破損します。特定の状況では、背景が白くなります。

Microsoftはこのバグを認識し、PowerPoint 2010および2013で修正しました。PowerPoint 2007では修正されていません。PowerPoint 2007の使用時には、think-cellを使っていなくてもこの問題が再現されます。

think-cellを使用しないで再現

以下の手順を行ってください。

  1. think-cellを非アクティブ化します。[think-cell] → [その他] その他のメニュー→ [think-cellの非アクティブ化] を選択してください。
  2. PowerPoint 2007の空のスライドでこのマクロを実行します。

    	
        Sub test()
            Dim sld As Slide
            Set sld = ActiveWindow.View.Slide
            Dim shp As Shape
            Set shp = sld.Shapes.AddShape(msoShapeRectangle, 0, 0, 100, 100)
            shp.Fill.Background
            shp.Fill.Solid
            shp.Fill.ForeColor.RGB = 255
        End Sub
    

    左上コーナーに赤い長方形が表示されます。

  3. 図形を右クリック → [図形の書式設定…] → [塗りつぶし] と進みます。
    予想される結果:図形が赤く塗りつぶされ、PowerPointの [図形の書式設定] ダイアログに [塗りつぶし (単色)] と表示されます。
    実際の結果:図形は赤く塗りつぶされますが、PowerPointの [図形の書式設定] ダイアログに [塗りつぶし (スライドの背景)] と表示されます。
  4. プレゼンテーションを.pptとして保存し、PowerPoint 2003に読み込みます。
    予想される結果:図形が赤く塗りつぶされ、PowerPointの [オートシェイプの書式設定] ダイアログに単色の塗りつぶしが表示されます。
    実際の結果:図形の背景は塗りつぶされ、PowerPointの [オートシェイプの書式設定] ダイアログに [背景] と表示されます。