ナレッジ ベース KB0185

サーバー ベースのMicrosoft Office環境では要素メニューが開かない、またはコンテンツにスクランブルがかけられている

内容

think-cellはMicrosoftのDirectX 9テクノロジーを使用してユーザー インターフェイスを作成しています。設定によっては、ユーザー インターフェイスを作成する際にDirectX 9を利用できないか、レンダリングの問題が発生することもあります。

DirectX機能を提供するプロトコル(Microsoft RemoteFX、またはCitrix HDXなど)と、妥当にバグがなく完全なDirectX 9のサポートを提供するグラフィックス ドライバーが利用できることを確認してください。

この問題の分析を始める前に、think-cellツールバーで [その他] → [バージョン情報] をクリックしてthink-cellの最新バージョンを使用していることを確認してください。think-cellの最新バージョンはいつでも弊社のWebサイトからダウンロードできます。

think-cellでこの問題が発生している場合は、貴社の社内ITサポートに連絡し、分析に必要な支援を求めてください!

要素メニューが開かない

問題:Citrix XenDesktop/XenAppバージョン5.x/6.xを使用している場合は、Citrix 3Dドライバーの互換性の問題により、すべての要件が満たされていてもDirectX 9が機能しない可能性があります。

解決策:PowerPointとExcelをブラックリストに含めると、どちらのアプリケーションでもCitrixの3D GPUサポートを無効にし、Citrix 3Dドライバーのエラーを防ぐことができます。ソフトウェアのフォールバックを使用して、think-cellユーザー インターフェイスを適正に作成します。

Citrix 3Dドライバーの使用からPowerPointとExcelを除外するには、以下の手順に従ってください。
  1. VDAでレジストリ エディターを開きます。
    32ビット:HKEY_LOCAL_MACHINE\Software\Citrix\Vd3dまでナビゲートします
    64ビット:HKEY_LOCAL_MACHINE\Software\Wow6432Node\Citrix\Vd3dまでナビゲートします
  2. 新しいキーを作成し、「Compatibility」という名前を付けます。
  3. 新しいREG_DWORDを作成し、「PowerPnt.exe」という名前を付けて「8」の値を割り当てます。
  4. 新しいREG_DWORDを作成し、「Excel.exe」という名前を付けて「8」の値を割り当てます。

注:Citrixによると、この問題はXenDesktop 7.xではもう発生しません。お客様からもこれを確認していただいています。XenDesktop 7.xには、標準Virtual Desktop Agent(VDA)でDirectX 9ソフトウェア ラスタライザーが内蔵されています。このため、お使いになっているハードウェアの設定とパフォーマンスのニーズに応じて、GPUをサポートするDirectXとソフトウェア ラスタライザーのどちらを使用するか選ぶことができます。

画面で描画する際の問題(コンテンツのスクランブル)

問題:設定によっては、DirectX 9をGPUハードウェア サポートまたはソフトウェア作成で利用できますが、think-cell要素を使用するかthink-cellのユーザー インターフェイスを作成する際、画面で描画の問題が発生します。

解決策:

  • 最新のグラフィックス ドライバーがインストールされていることを確認してください。お使いになっている環境によっては、代替グラフィックス ドライバーを試す必要があります。

  • グラフィックス ドライバーが最新版の場合は、お使いになっている環境でハードウェア アクセラレータ機能を利用できるか確認してください。

    1. DxDiagを開きます。[スタート] またはWindowsキー → タイプdxdiagEnterを押します

    2. DirectX機能は以下のスクリーンショットのように [ディスプレイ] タブに表示されます。

      ハードウェア アクセラレータ / DirectXのthink-cellコンポーネント作成サポートをテストするためのdxdiagツール

    使用されるレンダリングのメカニズムとお使いになっているハードウェアの現在の設定に応じて、ハードウェアとソフトウェアのレンダリングを切り替えてみることもできます。

  • DxDiagでDirectXハードウェア アクセラレータ機能が有効でない場合は、これを有効にできるか確認してください。ハードウェア アクセラレータを使用するには、サーバーで物理的なGPUを利用できなくてはならない点に留意してください。さもなければ、ソフトウェア フォールバックが自動的に使われます。

  • ハードウェア アクセラレータ機能を利用できても、レンダリングが正確でない場合は、ハードウェア設定を確認してください。パフォーマンスの低いGPUを使用しているのであれば、PowerPointとExcelをブラックリストに含めるとハードウェアのレンダリングを回避できます。

    • XenDesktop/XenApp 5.x/6.x
      1. VDAでレジストリ エディターを開きます。
        32ビット:HKEY_LOCAL_MACHINE\Software\Citrix\Vd3dまでナビゲートします
        64ビット:HKEY_LOCAL_MACHINE\Software\Wow6432Node\Citrix\Vd3dまでナビゲートします
      2. 新しいキーを作成し、「Compatibility」という名前を付けます。
      3. 新しいREG_DWORDを作成し、「PowerPnt.exe」という名前を付けて「8」の値を割り当てます。
      4. 新しいREG_DWORDを作成し、「Excel.exe」という名前を付けて「8」の値を割り当てます。
    • XenDesktop/XenApp 7.1/7.5
      1. VDAでレジストリ エディターを開きます。
        32ビット:HKEY_LOCAL_MACHINE\Software\Citrix\Vd3dまでナビゲートします
        64ビット:HKEY_LOCAL_MACHINE\Software\Wow6432Node\Citrix\Vd3dまでナビゲートします
      2. 新しいキーを作成し、「Compatibility」という名前を付けます。
      3. 新しいREG_DWORDを作成し、「PowerPnt.exe」という名前を付けて「0」の値を割り当てます。
      4. 新しいREG_DWORDを作成し、「Excel.exe」という名前を付けて「0」の値を割り当てます。
    • XenDesktop/XenApp 7.6
      1. VDAでレジストリ エディターを開き、HKEY_LOCAL_MACHINE\Software\Citrix\Vd3dまでナビゲートします。
      2. 新しいキーを作成し、「Compatibility」という名前を付けます。
      3. 新しいREG_DWORDを作成し、「PowerPnt.exe」という名前を付けて「0」の値を割り当てます。
      4. 新しいREG_DWORDを作成し、「Excel.exe」という名前を付けて「0」の値を割り当てます。
  • ソフトウェア レンダリングの使用時に画面の描画の問題が発生し、ハードウェア アクセラレータに切り替えられない場合は、画面の解像度や色の深度を低い値に設定し、問題が続くか確認してください。問題は解決したものの、ご希望の画面解像度と色の深度でない場合は、お使いになっている環境のパフォーマンスを改善することを検討してください。

サポートに問い合わせ

上記の手順を行っても、まだ問題が発生する場合は、弊社のサポート チームまでご連絡ください。すでに実行した手順とその結果を説明してください。また、以下の情報をお送りください。

  1. 問題が発生するシステムのDxDiagログ ファイル

    1. DxDiagを開きます。[スタート] またはWindowsキー → タイプdxdiagEnterを押します
    2. [すべての情報を保存] ボタンをクリックします。このファイルをDXDIAG.TXTとして保存します。
    3. サポート リクエストにDXDIAG.TXTを添付します。

  2. 問題が発生するシステムの詳細なthink-cellログ ファイル

    1. think-cellの診断ツール「tcdiag.exe」を起動します。tcdiag.exeはthink-cellと同時に提供されています。
      Officeの32ビット バージョンでは、think-cell のインストール フォルダーからtcdiagを起動します。
      Officeの64ビット バージョンでは、「\x64」サブフォルダーにあるバージョンを使用してください。
    2. PowerPointを起動します。
    3. 問題を再現します。例:[要素] メニューを開くか、think-cellグラフを挿入してみてください。
    4. think-cellログ ファイルを送ってください。このためにはPowerPointを開き、[挿入] → [think-cell] → [その他] → [サポートのリクエスト] を選択します。ログ ファイルは自動的に新しい電子メールに添付されます。

      これがうまくいかない場合、ログ ファイルは下記の方法で見つけられます。

      • 新しいWindows Explorerウィンドウを開き、

        %LOCALAPPDATA%\think-cell

        と入力してEnterを押します。

      • ディレクトリを参照したいのに表示されない場合は、おそらく非表示に設定されています。これは以下をチェックすると、Windows Explorerで変更できます。

        • Windows VistaおよびWindows 7:
          整理、 → フォルダーと検索オプション、 → 表示、 → 非表示のファイルとフォルダーを表示する
        • Windows 8、Windows 8.1、Windows 10:
          表示、 → 表示/非表示、 → 非表示の項目
      • このフォルダーに含まれており、拡張子が「.log」のファイルをすべて、弊社のサポート チームにお送りください。以下のファイルのいずれでも構いません:POWERPNT_log.log, EXCEL_log.log, TCMAIL_log.log, TCUPDATE_log.log, TCRUNXL_log.log, PPTTC_log.log, setup_think-cell_xxxxx_log.log.
  3. お使いになっている環境に関する情報